もったいないビジネスがアメリカで生まれた 「生鮮食品」廃棄物を減らすAfreshの挑戦

企業情報

企業名:Afresh
起業年:2017年
創業者: Matt Schwarts, Volodymyr Kuleshov
従業員数:11-50名
企業URL:http://afreshtechnologies.com/

Afreshとは

Afreshは、スーパーや生鮮食品店をターゲットに、独自のAI技術を活用した在庫サプライチェーン管理ソフトウェアを提供するテクノロジー会社だ。

食品ロス問題は世界共通で解決しなければならない課題。国際連合によると、現在全世界の約1/3の食料が人々の手に行き渡ることなく廃棄されている。また、食品廃棄物に関連する非営利団体のRefedによると、アメリカでは毎年約US$18 billion(約1.9兆円)の野菜、果物、魚やお肉が売れ残りによって廃棄されているという。

AfreshのCEOであるMatt Schwartsは、スタンフォード大学で農業と食に関して研究をしている時に、スーパーや生鮮食品店の在庫管理に関してフィールドワークを行った。そこで、数多くの店はいまだに目視で生鮮食品の在庫を確認し、紙やエクセルに記録をして、在庫管理をしていることを発見。この結果、多くの生鮮食品は売れ残ってしまい、廃棄されていた。これらの問題を解決すべく、Afreshを創業したのだ。

今年2020年では、会社の評価額はUS$100 million(約103億円)にも達し、昨年対比で従業員数も倍増。Afreshが提供するシステムを利用している生鮮食品店などは、そうでない店と比較して、約1/4の食品ロスを減らしている。この結果から、仕入れ食材の営業利益は40%改善し、売上も2-4%増加しているという。

 

サービスの特徴

Afreshは洗練された在庫サプライチェーン管理ソフトウェアを提供する。生鮮食品店は、毎日在庫の数値をアプリに入力をすると、いつ、何を、どのくらい発注すればいいか、人工知能が様々なデータポイントを分析して、在庫管理担当者の決断を支援してくれる。従来の在庫管理発注システムと異なり、よりシンプルなインターフェースで設計され、食材の利益や売上を向上する為の分析結果をされるようにデザインされている。


出展 : Afreshより

課金方法はサブスクリプション式を導入。具体的なサービス価格は公表していないが、使用店舗がAfreshのサービスを利用し、コスト削減した分から%分を課金する成果主義方法も取り入れると創業当初に発表している。 現在は、Fresh Thyme Farmers Market, Heinen’s Grocery Store, Winco Foodsなどの大手食料品ストアがサービスを使用する。

最後に

現在、世界人口は爆発的に増加しており、今後エネルギーや食料資源の需要がひっ迫されるであろう。そんな中、国連サミットで採択された「実現可能な開発目標 SDGs」においては、ゴール12の「つくる責任 つかう責任」で食品ロスへの対応も大きく取り上げられている。

SDGsを追い風に、社会問題解決型ビジネスモデルを展開するAfreshのCEO Matt氏は、「食品廃棄物を減らして、新鮮で栄養価の高い食品を世界中の多くの人々に届けれるようにしていきたい」と発言している。